本日(12月2日)事務所を横浜市中区本町1-7東ビル212に移転致しました。
明日12月3日より新事務所にて稼働致します。
移転する際に、東京に移ろうか、横浜に残るか相当悩みました。
現在のクライアント様はほぼ東京で、打ち合わせも東京が多いです。
しかし横浜に残った理由があります。
1.家賃が安い=広い
今回借りた物件は横浜市のど真ん中にありながら、9000円/坪以下です。東京23区内で同じ条件だと
この倍はするでしょう。大きな模型をたくさん作る弊所にとって、広さは譲れないポイントです。
2.職住近接を実現したい
自分やパートナー、アルバイトさん、全て横浜市民です。仕事と生活の質を高めるのは、弊所
の社是です。
3.街としてのブランド力がある
これは誰も認めるところだと思いますが、弊所はさらに、Design Oriented Cityへ横浜を変貌させる
ことを目標にしたいと考えています。
また弊所はシーザー・ペリの事務所をベンチマークとしています。ペリの事務所はアメリカのコネチ
カット州ニューヘブンに事務所があります。ニューヨークとボストンの間にある、イェール大学のある
街です。東京と仙台に挟まれた筑波学園都市のような街です。
イエール大学以外に目立った観光資源はありません。そんな田舎とも言える街に事務所を構えながら
世界の主要都市に建つ高層ビルや公共施設をデザインしています。
事務所は夜中の3時まで働く人、土日も出勤する人がいるなど、かなりハードワークですが、夕方5時
になると、みんな一斉に自宅へ帰り、家族と食事をした後に再び事務所に戻って仕事をします。中には
スカッシュやテニスをして、夜の10時頃事務所に戻ってくる人もいます。
また、必ず定時で上がり、土日は必ず休む人もいます。アメリカは自由の国なので、出世したい人はよく働くし、そうでない人は自分のペースで無理なく働きます。
どんなに忙しくても生活と仕事のバランスは必ず取る、それでいながら世界を相手に仕事をする。
働く人の生活の質が高くないと、質の高い建築は作れないと思います。そういった意味では横浜は
うってつけの場所だと、自分は勝手に思っています。
ここ横浜に根を下ろし、世界を見据えて活動していきたいと常日頃思っています。ペリの事務所の
ように。
今後も皆様や社会に役立つ存在であり続けていきますので、どうぞ宜しくお願い致します
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