茶色って何色? 〜その2〜

前回は「茶色は何色」という、なぞなぞのような問いかけをしました。

 

これ本当は、前回提示したマンセル色相環のどの色から派生した色でしょう、という問いかけだったのです。

 

前回でも触れましたが、この色相環にある色は全て「原色」です。可視光線から生み出される純粋な色の成分と言っていいでしょう。

 

ここで是非皆さんに覚えて頂きたい言葉があります。それは「色相」です。

 

色相とは色の素となる原色の連なりのことです。原色の連なり、それはすなわち、可視光線の連なりです。もっとも波長の短い紫から始まり、青、緑、黄色、橙色、そして一番波長の長い赤までのことを言います。

この可視光線の連なりを分かり易く表している自然現象が「虹」です。虹の一番内側にあるのが、最も波長の短い紫色で、一番波長の長い赤が円の外側にあるのが確認できます。

 

(ちなみに紫外線とは、紫より波長が短く人の目に見えない不可視光線のことで、赤外線とは赤より波長の長い不可視光線のこと)



画像:和の素敵 日本の七十二候「虹始見」(にじはじめてあらわる)より引用
画像:和の素敵 日本の七十二候「虹始見」(にじはじめてあらわる)より引用

 

原色とは可視光の連なりで、これをスペクトルといいます。スペクトルは連続しているので、そのなかに存在する色の種類は無数です。そんな無数の色のなかで代表的な色を抽出して名前をつけているのが色相です。そしてその色達を虹の順番よろしく並べたのが色相環なのです。

マンセル色相環 wikipediaより
マンセル色相環 wikipediaより

 

「わかった!、その色相環のどこかを切れば、茶色が出てくるんだろう!」って声が聞こえてきます。

 

ブッブー、これ不正解です。

 

色相環のどこを切っても茶色は出できません。桃色やうすい水色も出てきません。


それはなぜかというと、それらの色は原色にあるものとあるものを掛けあわせて作られた色だからです。

 

では、そのあるものとあるものは何か?。

 

それは、「メイド」と「サイド」です。

 

メイドって、秋葉原にあるあの喫茶店のこと?。

 

イエイエ違います。「明度」と「彩度」。

 

今回は色のなりたちと色相について解説しました。


次回では、明度と彩度について詳しく説明していきます。