りんごのお店

 関東地方は昨日から急に晴れ上がり、真夏を思わせる青空が広がっています。今年は冷夏の予想が出てましたが、本当でしょうか?。

 

 さて、昨日オープンしたアップルストア表参道店に行ってきました。初日とあって、店内に入れるか半信半疑でしたが、なんとか潜入することができました。

 

 実はこちらのお店、私の師匠である光井純先生が設計を担当されました。銀座店や渋谷店を見てもわかる通り、相当厳しいデザインコードを持ったアップルストアなので、担当者は相当苦労したんだろうと想像がつきます。でも、アップルストアをデザインする建築デザイナーなんて、世界的にみてもごく限られてると思います。いい経験になったと思います。

お店の外観。これだけの容積がありながら、商品がおかれてるのはテーブルのみ。アップルの体験価値を訴求するスタイルが如実に表れています。片持ち屋根の下にサッシレスの大判ガラスファサード。しれっとデザインしてますが、風や雪で屋根がパタパタ動いてもガラスが割れないようにするのって、相当難易度の高い仕事になります。

1階のパノラマビュー。店内に表参道の景色をうまくとりこんでます。

おなじみのテーブルに内蔵されたキャッシュドロワーも健在。

地下にはジーニアスバーのほか、プロ向けソフトの無料講習が受けられるプロラボも新設。

店舗内部のパノラマ写真。尋常じゃないスタッフの数。お客さんより多いんじゃない?ってつっこみたくなります。

 

 

 雑念を排するシンプルな内装とVMD、実際に使って良さを確かめられる商品陳列、ちょっとわざとらしいとこもありますが親しみやすく沢山いるスタッフなど、徹底して顧客の体験価値を追求する姿勢は他の追随を許してないですね、今のところ。ここまで出来るのは、提供しているハードウエアやソフト、そしてそこから提供されるサービスや体験に相当自信があるからだと思います。しかし、逆を言うと、ただモノを並べてればお客様が買ってくれるような時代は過ぎ去り、「どのような価値を顧客に提供できるのか?」という理念を明確にし、それに基づくモノやサービス、そして体験を効果的に提供出来る店舗でないと、ECサイトに儲けを持ってかれてしまいますよ、という厳しい時代に突入したということでしょうか?。

 

 「ドリルを買いにきた人が欲しいのはドリルではなく穴である」なんて格言がありますが、アップルストアに来るお客様は、アップル製品が欲しいのではなく、アップルによってもたらされる新たな価値観や体験を求めている。だからここで売られてるのは、体験や価値であってコンピューター端末とその付属機器だけではない、ということなのでしょうね。